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Vote For Your Future ~衆院補欠選挙に寄せて~

選挙

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明日、選挙があります。

衆議院補欠選挙です。

北海道(5区)と京都(3区)の2つの選挙区で行われます。

今回の補選について、大体のことはこの記事☝にまとめられてますので、どうぞ。

 

衆議院京都3区補欠選挙

京都3区は、自民党の宮崎さんの辞職に伴うもので、立候補者は6名です。

衆院京都3区補選 立候補者紹介 http://www.nhk.or.jp/kyoto2/senkyo/

見れば分かりますが、自民党の候補者がいません。

印象としては、民主党改め民進党の泉さんが最有力なのかなあといったところです。

面白い(と言ったら変ですが)のは、京都なのに「おおさか維新」の候補がいるところですかね~。

余談ですが、「おおさか維新」といえば、最近こんな報道がありましたね。

熊本地震「タイミングいい」=おおさか維新・片山氏が発言撤回:時事ドットコム

おおさか維新の会の片山虎之助共同代表は19日の両院議員懇談会で、熊本地震に関して「政局の動向に影響を加えることは確かだ。大変タイミングのいい地震だ」と発言した。被災者感情を逆なでしかねず、片山氏はその後、発言を撤回した。

片山氏は、衆院で審議中の環太平洋連携協定(TPP)承認案や24日投開票の衆院2補選、来年4月に予定される消費税率の引き上げや衆参同日選挙を列挙。熊本地震が「全てに絡む」として、「タイミングがいい」と語った。
この後、片山氏はコメントを発表し、「政局的な節目に重なってしまった、という趣旨で発言した。言葉の使い方が不適切だった」として陳謝した。

彼が普段、「政治家」として、どこを見て、誰のために、何のために、「政治」をやろうとしているのか。その根本的な姿勢が表れているような、そんな発言であるように感じます。

ああ、あともう一つありました。

「ふざけるなよお前ら」足立議員がまた民進党に暴言

おおさか維新の会の足立康史衆議院議員は、政府の熊本地震への対応を批判した民進党に対し、「ふざけるなよ、お前ら」と国会で暴言を吐きました。

おおさか維新の会・足立康史議員:「(熊本地震対応で)民進党は何やってるか。足引っ張ってるんですよ、足を。ふざけるなよ、お前らホンマに」
衆院総務委・遠山委員長:「足立委員、『ふざけるな』という発言についても削除頂きたいが、よろしいですか」
足立議員は、熊本地震の現地対策本部長を務めていた内閣府の松本副大臣に対し、民進党が「自分たちへの差し入れを要求していた」などと追及した時から激しいやじを飛ばしていました。足立議員は今月7日の衆議院総務委員会でも民進党に対して「あほ、馬鹿、どうしようもない政党だ」と発言し、民進党から懲罰動議が提出されています。

まず、目がやばいです。尋常じゃないです。

暴言を吐いた直後に「あ、しまった」という感じの表情を見せているので、たぶん無意識のうちに言ってるんだろうな~という印象を受けました。しかも、暴言を繰り返しているわけなので、まあこちらも、上の片山さんと同じく、足立さんの人間性を素直に反映したもの、といったところでしょうか。

 

なんでこういう人たちが国会にいて、議員をやっているんでしょうか。

私は、そのことがとてもとても不思議です。同時に、このような事実があることに強い怒りと恐怖を覚えます。

こういう報道を目にするたび、日本社会における「代表制」や「代議制」といった民主政治の在り方、「間接民主政」と「直接民主政」の意味や関係性について、もっと言えば「政治とは何か」について、一度立ち止まってじっくり考える必要性を感じています。

このことは、今回の補選、或いは夏の参院選を考えるうえでも、とても重要なことだと思います。

 

余談が長くなりましたが、京都の方は、まあこんな感じです。

 

衆議院北海道5区補欠選挙

続いて、今回の補選のカギだと言われ、注目されている(個人的にも大注目している)北海道5区!

こちらは、自民党衆院議員だった町村さんが亡くなったことを受けて行われます。立候補者は2名です。

衆院北海道5区補選 立候補者紹介 http://www.nhk.or.jp/sapporo2/senkyo/

北海道は、京都とはだいぶ様子が違っています。

公明党などの推薦を受ける自民党の候補と、野党4党が推薦する無所属の候補の一騎打ちで、有権者からすると「与党vs野党」というわかりやすい構図になっています。

 

自民党の候補者である和田よしあきさんは、亡くなった町村さんの娘婿だそうで、今回の選挙を「弔い合戦」と位置付けているようです。

和田よしあき オフィシャルサイト

 

対する候補者、無所属で立候補する池田まきさんは、市民連合公認の野党統一候補で、政党というよりは「市民」の中から、みんなの代表という形で出てきた印象が強いです。

 ➡池田まき公式サイト

 

上☝に貼っつけた、お二人のPV、ぜひ一度見てみてください。

見比べると、なかなか面白いです。

 

(たとえPR動画の出来に大きな差があったとしても、)大事なのはどのような政策を掲げ、実行するかです。

ということで、具体的な政策を見比べてみましょう。(それぞれ、公式サイトの「政策」のページからの抜粋です。)

例えば、経済政策・農業やTPPについて

和田さん👇

経済再生、財政再建で元気あふれる日本・北海道を創る

道民の悲願である北海道新幹線幌延伸の大幅な前倒し、観光資源と 一次産業の競争力強化と海外への積極的な売り込みで北海道の経済活性化を図る。経済活性化により税収を増やし、福祉、介護、教育などの財源拡充を目指す。

農林水産業の振興と地方創生の確立

多様性ある石狩地域の一次産業の特性を踏まえ、地方創生と一億総活躍できる環境の整備を図る。一次産業者のTPPに対する不安を払拭するとともに、確固たるTPP対策や経営安定対策等を継続・確立する。大都市近郊にある一次産業の特性を活かし、生産者と消費者の懸け橋として安心・安全な高品質で高付加価値をもつ「石狩ブランド」を育成し、農政新時代の全道を牽引するトップリーダーになるよう、政策支援する。

池田さん👇

TPPや農業について

●私はTPPに反対です。北海道の基幹産業はなんといっても農林水産業の一次産業と、それに関連している食品加工産業、そして観光産業です。その根幹を危うくする危険性をもっているのがTPPだと考えております。食の安全、国民皆保険の解体も懸念され、長期的には世界人口の増加、異常気象などにより食料自給率のさらなる低下を招き、食の安全保障が危ぶまれます。
私は議論の大前提は情報開示だと主張してきました。しかし、政府は必要な資料の提出を拒否し続けています。暫定文書の英文600ページ、附属書を含めて1500ページあるにもかかわらず、日本政府の全体概要はたった97ページ。先日、民進党が政府に求めたフロマン米通商代表との交渉内容の提出も拒否され、これでは十分な審議は出来ません。
●農業振興策/①地産地消の販路の推進や確立。とくに石狩管内では、食と観光による都市と農村・漁村との交流を促したいと思います。②後継者・担い手不足解消に向けた教育・研修機会の拡大や新規就農者への支援策を実施し、家族経営が持続可能となる基盤をつくります。

アベノミクスに対する評価と北海道経済への影響、今後の経済政策

●雇用労働者の40%にのぼる非正規、33万人に及ぶ奨学金延滞者、消費税の引き上げや負担増・給付減に苦しむ年金生活者、増えない実質賃金GDPなど体感的にも数値上もアベノミクスのどこが成功なのかと言わざるを得ません。
●中小企業や中間層には恩恵が及ばず、大企業や資産家など一部の富裕層に偏っていることが問題で、日本経済の持続的発展のためには、国民全体の所得増加はもとより雇用不安や将来不安の払拭に向け方向転換が必要です。
中小企業の社会保険料負担の軽減、教育費の公的支出拡大や児童手当を拡充するなど、子ども・若者・女性の暮らしを支え、人への投資を手厚くするべきです。
●都市と農漁村との交流促進、地域の交通網の整備促進、石狩湾新港の機能強化について、地域の経済として取り組みます。

消費税増税について

●与党は、国会議論抜きに「軽減税率」の導入を決めましたが、1兆円と言われる減収分をどこで補うかについては参議院選挙後まで先送りされました。社会保障・税一体改革のなかで決まっていた「総合合算制度」を見送り、それを軽減税率の財源に充てるためということは、低所得者対策に逆行しています。充実するはずの社会保障政策が実施できなくなるとすれば、なんのための消費増税なのかと怒りを覚えます。
社会保障・税一体改革に対する国民の理解が得られないなら、10%に上げること自体を凍結して、所得税も含めた公平・公正な税のあり方を議論しなおすべきと考えます。
安倍総理は、消費税率アップの先送りを言うのであれば、アベノミクスの失敗を潔く認め、退陣すべきです。

次に少子化・高齢化・社会福祉などについて

和田さん👇

障がい者、貧困家庭など社会的弱者の支援強化
障がい者のさらなる社会参画、貧困からの脱却支援に全力で取り組み、国民全体のGNH(国民総幸福度)向上を目指す。

親、教育者、地域が一丸となった子育て支援
男性の育児・家事参画推進、産休・育休後の女性復職支援、核家族の子 育て支援体制強化、教育者の学びの機会拡充と処遇改善など幅広い制度 改革を展開し、地域社会全体で徹底した子育て支援を進める。

高齢者が生き生きと暮らせる社会を
高齢者の社会での活躍の場をさらに拡大し、健康寿命と平均寿命のギャップを縮小し、生きがいと充実感の向上を目指す。

池田さん👇

少子高齢化・人口減問題

少子化の背景には、貧困の拡大や非正規・低賃金労働の増加など雇用の劣化、仕事と生活の両立が困難な働き方・働かせ方などの問題があります。正規、非正規にかかわらず結婚し家族を持てるよう、非正規労働者の処遇改善、厚生年金・健康保険の適用拡大、児童手当の加算、住宅費の支援、給付型奨学金の創設など、若者や家族向けの給付を拡大し、子育て世帯が無理なく暮らせるような支援策が必要です。
●高齢化とともに、年金給付だけでは生活できない低所得高齢者の増加が懸念されます。少ない基礎年金を補う高齢者保障給付を導入すべきです。また、介護が必要な高齢者が増える中、現役世代の介護離職が問題になっており、在宅介護福祉施策や介護休業の充実を早急に進め、介護と就労継続を可能にしていく必要があると考えます。

●待機児童問題
5区管内の待機児童は100人余りと言われていますが、何らかの事情で保育所に預けることを断念した「潜在的待機児童」の存在が想定されます。
政府の緊急対策は予算ゼロです。自治体が質と安全確保のため手厚くしている独自基準の緩和を求め、詰め込み保育を奨励しており、子どもたちにとってはマイナスの緊急対策と言わざるを得ません。保育定数を増やそうにも、全産業平均より11万9千円も低い保育士の賃金では人材確保は進みません。

最後に外交・安全保障について

和田さん👇

力強い外交と安全保障で日本と北海道の真の安全と平和を実現

積極的かつ粘り強い外交で平和を堅持し、米国をはじめ、パートナー諸 国との緊密な安全保障同盟の維持と、万全の備えを有する自衛隊の体制 強化で、国民の生命とくらし、財産の安全をより確実なものに。

池田さん👇

集団的自衛権の行使容認と安保法制

集団的自衛権行使を容認する安全保障関連法は、他国の戦争に巻き込まれる危険性を高め、自衛隊員の活動範囲や内容の拡大、テロの標的など、むしろ国民の生命や生活、国の安全を脅かすと考えています。日本は戦後確立してきた平和外交や民間交流、民生分野を中心に、諸外国との友好関係を一層すすめ、紛争の解決や未然防止に努力すべきです。
●安保法制に関しては、自衛隊員の海外における活動を広げることへの懸念や不安が払拭されていません。千歳市恵庭市には、自衛隊やご家族が多く暮らしており、その皆さんの気持ちになって考えても安倍政権による安保法制は廃止すべきです。
●他国の脅威を理由に日本の軍事的対応能力を強化することは、「現実的」に見えるが、実はそうではありません。
専守防衛の原則にのっとり、自衛力を整備しつつ、外交により諸外国との友好関係を築くことが、日本の平和につながる道だと考えています。戦後、日本が積み上げてきた「平和日本というブランド」をいったん捨ててしまえば、それを再建することは困難だと思います。

ふむふむ。なるほど。

この他にも、エネルギー政策(原発の是非)であるとか、憲法改正の是非であるとか、いろいろあります。

上のながーい文章を分かりやすく簡潔にまとめて、対比させるとこんな感じです。

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とりあえず、分かりやすいですね。(笑)

 

補選の意味

いろんなところで指摘されている通り、今回の補選は単なる補選ではないと私は考えています。この補選の結果次第で、夏の参議院選挙の行方も左右される可能性は十分あるでしょうし、現内閣によって衆議院が解散され、衆参同日選挙が行われる可能性を高めることも考えられます。(こういう話が出るたびに、そろそろ真剣に、首相が行使する(ことができるとされている)「解散権」について、制限をかけることを考えていくべきなんじゃないかなあと、個人的には思ったりしますが…。)

もう一つ、忘れてはいけないのが、ここ数年の日本における市民社会の側の変化の流れの中に、今回の野党共闘(野党間の選挙協力)の実現や市民連合による候補者の誕生がある、ということです。昨夏以降、日本社会にあふれた「民主主義ってなんだ?」という言葉・想い・問い掛けに対する、一つの「応答」としての意味を今回の補選は持っているように思います。

今後の政治情勢・政局を考えるうえでも、日本社会の政治文化の面でも、そして「人が個人として尊重され、自分らしく生きること」の価値を考えてみても、重要な意味・意義を持つ選挙です。

 

Vote For Your Future

最後にこの☝動画を紹介して終わりにします。

「民主主義」とか「投票」とか、そういうものの意味が霞んで見えてしまうときに見てみると、いろんな発見がある、そんな動画です。ぜひ、見てみてください。

 

 

長々と書いてきましたが、別に、この文章を通して「だれに投票してほしい」と訴えるつもりはありません。

とにかく、「投票に行ってほしいなあ!!!!!」という思い、それだけです。